World Football ~リバプールサポの綴る欧州サッカー情報~

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今季初のマージーサイドダービーに自信を見せるロジャーズ 結果次第では解任も

ヨーロッパリーグ第2節のFCシオン戦では多くの決定機を作り出しながらそのチャンスを活かすことができずに1-1と引き分けに終わり、非常にフラストレーションの溜まる試合となった。しかしエヴァートン戦に向けた会見に臨んだブレンダン・ロジャーズは週末に控えるエヴァートンとのマージーサイドダービーには自信を持っているようだ。

”週末の試合はファンタスティックなものだ。グディソンパークで試合をするのもこれが4シーズン目になるが、これまでグディソンパークでは良い試合をしてきたけど不運なことにまだ勝利したことがないんだ。まあ、まだ私が指揮を執るようになってからは負けたことはないけどね”
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リバプールエヴァートン戦での直近10試合では負けがなく、ロジャーズも指揮を執り始めてからは黒星がない。ここ5試合に限れば1勝4分けと決して得意としているわけではないが、良くなりつつあるチーム状況に自信があるようだ。

”シーズン当初は勝てることもあったけど、多くのチャンスは作り出せていなかった。今では決定的なチャンスも作り出せるようになってきて改善しつつあるんだ。今我々がやるべきことは多くのチャンスを生み出すことだよ”

チャンピオンズリーグ復帰に向けてどの試合であっても重要な位置づけとなっているが、このエヴァートンとの一戦だけはやはり特別なようだ。

エヴァートンとの試合はビックゲームだよ、ダービーだしね。もちろんリバプールとしてはどの試合でも重要な試合だけどね。シオン戦では決定機を作り出し始めゴールも決めていたし、自信を持って試合に臨めるよ。どの試合での勝利でも私に自信を与えてくれるけど、特にアウェイでのこういった試合では特別なボーナスになるよ。”

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この試合に向けてシオン戦では欠場させたスターリッジを復帰させる予定で、このエースの存在には相当信頼を寄せているようだ。

アストンヴィラ戦でのスターリッジのクオリティを見ただろう?彼の得点能力は驚異的なレベルにあるんだ。”
”彼が復帰することは相当な後押しとなるし、彼のプレーを観れば彼が超一流のクオリティを持った選手だということを理解するだろう。”

エースとしてゴールが求められる選手であるが、ロジャーズは得点へのプレッシャーを与えるつもりはないようだ。
”彼にゴールを決めろとプレッシャーはかけないよ。そうしなくても彼は生粋のフィニッシャーでゴールを欲しているからね”

リバプール史上No1の得点率を誇るスターリッジだが、ロジャーズは得点以外の能力の高さにも高い評価をしている。
”彼はゴール以外でも高いクオリティを発揮するんだ。連携面でもそうだし、スピードで他の選手のためにスペースを作り出すこともできる。彼にはゴールするために多くのチャンスは必要ではないんだ”

スターリッジの能力の高さを信頼しているロジャーズだが、やはりスターリッジ不在時の決定力不足には苦しんでいたようだ。昨シーズンはスターリッジの不在の影響の大きさを痛感させられた形となったロジャーズは、またスターリッジが離脱することを懸念し慎重な対応をとっている。シオン戦での欠場も復帰したばかりのスターリッジに無理をさせたくなかったからのようだ。
”もし彼が離脱せずにチームにフィットしプレーしていれば、彼が欠場していた試合でもっと数多くのゴールを決めていただろうね。まだ慎重に様子を見ながらだけど彼はもう復帰しているし、試合に出れば彼は相手に本当の脅威を与えるだろう。”

アストンヴィラ戦で今季初となる複数得点をあげて調子をあげているようにみえたものの、シオン戦では1-1の引き分けとこれで7試合連続失点となった。期待しつつあったサポーターも裏切られた格好で、エヴァートンとの大一番に敗れることとなればサポーターの心も完全に離れてしまうだろう。この試合の結果次第ではこれがロジャーズの最後の指揮となる可能性も大きい。