World Football ~リバプールサポの綴る欧州サッカー情報~

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Liverpool:クロップ色が強く出たトッテナム戦。短期間での成果に期待も


少し私生活が忙しくなっている間に大きく動きましたね。
エヴァートン戦後にロジャーズ解任が決まり、ナショナルマッチデイで少し日程が空くということもありここで解任に動きましたね。

エヴァートン戦前から決まってたとか一部報道されてましたが、クロップが就任したのは結局エヴァートン戦から日数空いて週後半(木曜?金曜?忘れました(笑))
主力のメンバーは代表戦のために不在で、かつ野戦病院と化したチームだったので練習したとはいえクロップの戦術を理解し実行するためには与えられた時間が短すぎるなーと思いました。
フィルミーノやゴメスだけでなく、個人的にはクロップの採用するであろう戦術では飽和状態なんじゃないの?って思っていたFWでさえ、ベンテケ、イングスの負傷に加えてスターリッジもコンディション不良でまともに使えるのはオリジだけ、という状況。クロップはとにかく走ることを求めるのでドルトムントでも野戦病院化したりしてたのに、試合前から野戦病院でしたね。先行き不安です。

試合のほうはクロップの就任からの期間を考えたら、厳しい試合になるだろうし、クロップのやりたいサッカーができるのかという点にはあまり期待を持たずに観ていました。
しかしいやはや、予想に反して前半開始早々から激しくプレスをかけるサッカーを展開。
”ゲーゲンプレッシング”と呼ばれた激しいプレスで相手を制圧していったドルトムントを構築した手腕が垣間見えましたね。
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激しいプレスで相手をうまく混乱させられたのは開始15分ごろまででしたが、就任してからの期間を考えれば合格点の試合だったと思います。
クロップは開始10~15分くらいの序盤で一気にプレスをかけ得点を奪い、あとはペースダウンして勝つ、というプランだったのではないですかね。
激しいプレスはオンオフの切り替え等、しっかりと練度を高めていかないと90分戦うことは難しいというのはクロップ自身ドルトムントでの経験で理解しているでしょうし、就任初戦でファンや選手、そして経営陣側にも自分の方向性を示すことは重要だとも考えていたのではないでしょうか。
試合では、トッテナムはロジャース政権とは違った激しいプレスに襲われ、混乱しているように見えました。結果としてオリジが決定機を逃したことで成功には至りませんでしたが、この試合序盤でしっかりとファンにも、選手にも手ごたえを与えたのではないでしょうか。

10月はまだヨーロッパリーグでのルビン・カザン戦やサウサンプトン戦、そして31日にはチェルシー戦と重要な試合が残っていますが、試合ごとにどれだけチーム状況が向上していくのか、非常にワクワクして試合観戦に望めそうです。